管理人より〜皆様へのご挨拶
当サイトにお越しいただきありがとうございます。当サイト管理人の黒鉄好(くろがね・こう)と申します。
当サイトは、1987年の国鉄「改革」(分割・民営化)の最大の問題点であり負の遺産である採用差別問題(1047名不採用問題)を考えるサイトとして出発し、多くの皆様に見守られながら今日まで運営してきました。
その後、JR福知山線脱線事故(尼崎事故)、羽越線脱線事故など多くの大事故が頻発する中で、鉄道とりわけJRの安全問題にもっと力を入れなければならないと考えています。これらの事故は、言われているような運転士の個人ミスなどではなく、まさに「日勤教育」に代表される「稼げ・急げ・従え」の企業風土が招いた事故……利益優先と安全軽視の民営JR体制が招いた事故であると考えられます。JR東日本管内では、列車の遅れやトラブルも日常化しています。
国有鉄道の民営化後に大事故が連続したイギリスでは、事故は民営化に起因するものだと考えられており、国民の70%が鉄道の再国有化を支持するという結果が出ています。日本の感覚から言えば驚くべき結果ですが、すでに世界の潮流は行き過ぎた自由化・新自由主義的経済路線の見直しの過程に入っているといえます。
国鉄「分割・民営化」から来年(2007年)で20年…皆さんとともに「事故やトラブルはなぜ続くのか」「私たちが民営化で失ったものは何か」を考えていきたいと思います。「JRを再国有化して国鉄を再興すること」が当サイトの基本方針です。
なお、「なぜ安全問題研究会を作ったか〜私の原点・日比谷線事故」も併せてご覧ください。